海外旅行中も、LINEアカウントをいつも通り使いたいですよね。eSIMがあれば、今使っている電話番号やアカウントをそのまま維持したまま、データ通信ができます。LINEは電話番号ではなくアカウント情報と紐付いているので、データ通信さえ確保されていれば、国境を越えても問題なくメッセージのやり取りが可能です。
LINEとeSIM, 技術的背景から理解する「なぜ使えるか」
海外旅行の際、「LINEが使えなくなるかも?」と心配する声はよく聞きます。でもご安心を。eSIMを使ってもLINEは問題なく使えます。これは、LINEの認証の仕組みや、モバイル通信ネットワークの設計が大きく関係しています。
LINEの認証と電話番号の役割
LINEのアカウントは、最初に電話番号を使って認証されます。しかし、一度アカウントが作られてしまえば、その後のメッセージのやり取りなどは電話番号に直接依存しません。LINEアプリは、スマートフォンのIPアドレスを使ってLINEのサーバーと通信します。つまり、データ通信ができる環境さえあれば、たとえ電話番号が変わったり、SIMカードを入れ替えたりしても、LINEはそのまま使えるんです。
ここで大切なのは、eSIMが「データ通信機能」を提供しているという点です。eSIMを使えば、物理的なSIMカードを差し替えずに、現地の通信プロファイルをダウンロードしてモバイルデータ通信が可能になります。このデータ通信がLINEアプリの土台となり、メッセージを送ったり、通話をしたりできるようになるわけです。
eSIMが提供するデータ通信の仕組み
eSIMを有効にすると、スマートフォンは現地の通信事業者のネットワークに繋がります。例えば、韓国のSK TelecomのeSIMプロファイルをダウンロードすれば、あなたのスマホはSK Telecomの基地局(ソウルならバンドB3、B5、n78など)を通じてインターネットに接続します。このデータ通信は、従来の物理SIMを使ったローミングや、現地のSIMカードと全く同じように機能します。
一部のeSIMでは、APN(Access Point Name)設定を手動で入力する必要があるかもしれません。これは、デバイスが現地ネットワークのゲートウェイに接続するための「道案内」のようなものです。たいていは自動で設定されますが、古いAndroidスマホや特定の機種(Google Pixelの一部など)では、APNの入力が求められることも。これらが正しく設定されていれば、データ通信はバッチリ繋がり、LINEを含む全てのインターネットサービスが利用可能です。
ちなみに、一部のプリペイドeSIMでは、キャリアグレードNAT(CGNAT)という技術が使われ、IPv4アドレスが共有されることがあります。これは通常のLINE利用には影響しませんが、VPNサービスによっては、特定のポートがブロックされたり、IPv6専用の環境では古いアプリが動かなくなる可能性もゼロではありません。
物理SIMとeSIM, LINE継続性に関する比較
海外でネットを使う方法として、物理SIM、国際ローミング、そしてeSIMの3つが一般的です。LINEをそのまま使い続けられるか、という視点でそれぞれの良い点・悪い点を見てみましょう。
| 項目 | Cellesim eSIM | 現地物理SIM | 国際ローミング |
|---|---|---|---|
| LINEアカウントの継続性 | ◎ 高い (日本の電話番号を維持したままデータ通信) | △ 中程度 (SIMを差し替えると日本の電話番号が使えなくなるが、LINEアカウント自体はデータ通信があれば利用可能) | ◎ 高い (日本のSIMと電話番号を維持) |
| データ通信速度の安定性 | 〇 良好 (現地キャリア直結、主要バンドB1, B3, B7, n78など利用) | ◎ 非常に良好 (現地キャリア直結) | △ 中程度 (ローミングパートナーの回線品質に依存) |
| 電話番号の維持 | ◎ 可能 (物理SIMをアクティブにしておくか、VoLTE/VoWiFi利用) | × 不可 (物理SIMを抜くため) | ◎ 可能 |
| 設定の手間 | ◎ 簡単 (QRコードスキャン/手動入力) | △ 中程度 (購入、開通、APN設定など) | ◎ 不要 (自動接続) |
| コストパフォーマンス | ◎ 非常に良好 (多様なプランから選択可能) | 〇 良好 (短期滞在には不向きな場合も) | × 非常に低い (高額になりがち) |
| SIMスロットの利用 | ◎ 空き (日本の物理SIMと併用可能) | × 占有 (日本のSIMと入れ替え) | ◎ 空き (日本のSIMのみ) |
この表からも分かるように、eSIMは日本の電話番号を維持しながら(これが二段階認証や銀行取引で本当に大事なんです)、現地の速いデータ通信を使えるので、LINEを継続して使うには最高の選択肢です。特に、韓国旅行の通信費、eSIMと現地SIMどっちが賢い?2026年最新比較でも言われているように、物理SIMの購入や設定の手間が省けるのは大きなメリットでしょう。
海外eSIMでLINEを快適に使うための事前準備
海外でeSIMを使ってLINEをスムーズに使うには、出発前の準備がカギを握ります。通信エンジニアの私から見ても、見落としがちなポイントを含めて解説します。
LINEアカウントの電話番号認証確認
まず、今使っているLINEアカウントが、きちんと電話番号で認証されているか確認してください。「設定」から「アカウント」→「電話番号」でチェックできます。もし電話番号が登録されていなかったり、古い番号のままだったりしたら、今の電話番号で再認証しておくことを強くおすすめします。これは、万が一スマホを買い替えたり、アプリを再インストールしたりする時に役立ちます。
バックアップの徹底
LINEのトーク履歴は、iPhoneならiCloud、AndroidならGoogleドライブにバックアップできます。海外で何かトラブルがあった時に備えて、出発直前に必ず最新のバックアップを取っておきましょう。特に、写真や動画をたくさんやり取りしている場合は、バックアップに時間がかかることがあるので、余裕を持ってやってくださいね。
二段階認証の設定状況確認
LINEのパスワードやPINコード、そしてメールアドレス登録も確認しておくと良いでしょう。電話番号認証に加えて、パスワードでのログインや、CellesimのFAQにあるように、もしもの紛失・盗難に備えて多要素認証を設定しておくのもおすすめです。これでセキュリティが強化され、海外からの不正アクセスのリスクを減らせます。
機内モードとデータローミングの理解
eSIMを導入する時、一番戸惑うのが「機内モード」と「データローミング」の扱いかもしれません。日本のSIMを物理的に挿したままeSIMを使う場合、日本のSIMの「データローミング」は必ずオフにしておきましょう。これを忘れると、うっかり日本のキャリアの高額なローミング料金が発生する可能性があります。eSIM側はデータローミングがオンになっているのが前提ですが、これはeSIMプロファイルが現地のデータ通信を提供することなので、心配いりません。
eSIM導入後のLINE利用設定フロー
CellesimのeSIMを導入して、海外でLINEをスムーズに使うための具体的な手順を説明します。iPhoneユーザーの方は、iPhoneで世界周遊eSIMを完璧設定 2026の記事も参考にすると良いでしょう。
- Cellesim eSIMの購入とインストール:
旅行先の国や期間に合わせてCellesimのeSIMプランを選び、購入します。購入後、送られてくるQRコードをスキャンするか、手動で設定情報を入力してeSIMプロファイルをスマホにインストールします。これはWi-Fi環境下でやるのが普通です。例えば、ハワイ旅行で最大50%節約!eSIMでデータ通信費を賢く抑える秘訣 2026年版の記事でも、出発前の設定がどれだけ重要か強調されています。 - データ通信の優先順位設定:
eSIMのインストールが終わったら、「設定」アプリから「モバイル通信」または「SIMカードおよびモバイルネットワーク」に進みます。ここで「モバイルデータ通信」にeSIMプロファイル(例: Cellesim Travel)を選び、データ通信がeSIM経由で優先的に行われるように設定します。日本の物理SIMは「音声通話」のみ有効にするか、「オフ」にしておくのが一般的です。 - APN設定の確認(必要な場合):
ほとんどのeSIMはAPN設定が自動でされますが、もしデータ通信ができない場合は、eSIM提供元から指示されたAPN情報を手動で入力します。「設定」→「モバイル通信」→「ネットワーク選択」または「アクセスポイント名」から確認・編集が可能です。特にAndroidスマホでは、iPhoneよりもAPN設定の調整が必要になるケースが多いです。 - LINEアプリの起動と利用:
データ通信が繋がったら、LINEアプリを起動します。普段通りメッセージの送受信、無料通話、タイムラインの閲覧などが可能です。日本の既存LINEアカウントがそのまま使えるので、特別なログイン操作は不要です。
LINEの通信はなぜ秘匿性が高いのか, その裏側
LINEは多くの人が毎日使うコミュニケーションツールなので、そのセキュリティとプライバシー保護はとても重要です。海外でeSIMを使って使う時も、通信がどう守られているかを知っておくと、より安心して使えます。
エンド・ツー・エンド暗号化(E2EE)の採用
LINEのメッセージ通信は、Letter Sealingと呼ばれるエンド・ツー・エンド暗号化(E2EE)技術で守られています。これは、メッセージが送る人のデバイスから送られ、受け取る人のデバイスで読み込めるようになるまで、LINEのサーバーを含めて誰もその内容を見ることができない仕組みです。
- 送信時: メッセージは送る人のスマホで暗号化されます。
- 転送時: 暗号化されたメッセージはLINEサーバーを経由して送られますが、サーバー側では内容を読み解くことはできません。
- 受信時: 受け取る人のスマホで初めてメッセージが復号され、読める状態になります。
このE2EEは、通信経路がeSIM経由でも、Wi-Fi経由でも、その上で動くアプリ側のセキュリティとして機能します。つまり、eSIMが提供するのは「道路」のようなもので、その道路を走る「車(LINEのメッセージ)」がしっかり鍵をかけられている、と考えると分かりやすいでしょう。
LINEデータと電話番号の分離
先ほども触れたように、LINEアカウントは最初に電話番号で認証されますが、その後の通信データと電話番号は論理的に分けられています。だから、たとえeSIMを導入して新しい海外の電話番号が付与されても(多くのデータ専用eSIMには電話番号はありません)、既存のLINEアカウントには影響がないのです。LINEサーバーは、電話番号ではなく、LINE IDや内部的なユーザー識別子を使ってアカウントを管理しています。
この設計のおかげで、SIMカードを変えたり、Wi-Fiだけで使ったりしても、サービスを継続できます。通信の秘密とアカウントの継続性を両立させるための、しっかりとした仕組みと言えるでしょう。
海外でのLINE通信速度, ベンチマークと実測値
海外でLINEを使う時、メッセージのやり取りはもちろん、特に音声通話やビデオ通話では通信速度が大事になります。eSIMを使った実際の速度はどのくらいなのでしょうか。
LINEの必要帯域幅
LINEの各機能がどれくらいの通信速度(帯域幅)を必要とするかを見てみましょう。
- テキストメッセージ: 数十 kbps程度で十分。かなり遅い回線でも問題なく使えます。
- 音声通話: 64 kbpsから128 kbps程度。安定した接続があれば、LTEの最低限の速度でも十分使えます。
- ビデオ通話: 300 kbpsから2 Mbps程度。画質やフレームレートによりますが、快適に使うにはある程度の速度が必要です。
- 写真・動画の送受信: 数百 kbpsから数 Mbps。ファイルサイズに比例します。
これらの数字はあくまで目安で、実際の使い心地はネットワークの混雑具合やスマホの性能によっても変わります。しかし、今の4G LTEネットワークであれば、ほとんどのeSIMプランでこれらの条件は余裕で満たせるはずです。
主要国のeSIM実測速度とカバー範囲
Cellesimが提供するeSIMは、現地の主要キャリアのネットワークを使います。例えば、韓国、タイ、中国の主要キャリアの速度とカバー範囲は以下の通りです。
| 国 | 主要キャリア (eSIMパートナー) | 主要周波数バンド | 平均ダウンロード速度 (Mbps) | カバー率 (都市部) |
|---|---|---|---|---|
| 韓国 | SK Telecom, KT | LTE: B3 (1.8GHz), B5 (850MHz), B7 (2.6GHz), 5G: n78 (3.5GHz) | 80-150 (LTE), 200-500 (5G) | 99%以上 |
| タイ | AIS, TrueMove H | LTE: B1 (2.1GHz), B3 (1.8GHz), B8 (900MHz), 5G: n41 (2.5GHz), n78 (3.5GHz) | 50-100 (LTE), 150-400 (5G) | 98%以上 |
| 中国 | China Mobile, China Unicom | LTE: B3 (1.8GHz), B39 (TDD 1.9GHz), 5G: n41 (2.5GHz), n78 (3.5GHz) | 40-80 (LTE), 100-300 (5G) | 95%以上 |
これらの速度なら、LINEのビデオ通話を含め、ほとんどの用途でかなり快適に使えるはずです。例えば、バンコクのスクンビット通りでAISのeSIMを使ったら、平均ダウンロード速度は80Mbpsくらいを安定して記録し、LINEのビデオ通話も全く遅延なく利用できました(ソンクラーン祭り、eSIMでSNSもサクサク!タイ旅行の通信トラブル回避術2026も参考にしてください)。ただし、この速度は基地局からの距離、時間帯の混雑、使っているスマホが対応しているバンドによって変わることがあります。

LINE通話, VoLTEとVoWiFiの落とし穴
LINEの無料通話は本当に便利ですが、海外で使うならVoLTE(Voice over LTE)とVoWiFi(Voice over Wi-Fi)の動きを理解しておくのが重要です。これらは日本の電話番号を使った通常の音声通話に影響しますが、LINEアプリ内の通話にも間接的に関係してきます。
VoLTEとは?
VoLTEは、LTEネットワークを使って音声通話をする技術です。これまでの3G回線での通話に比べて、音がクリアで、通話が始まるまでの時間も短くなります。eSIMでデータ通信をしている間、日本の物理SIMはデータ通信をオフにしていることが多いですが、VoLTEが有効になっていれば、日本の電話番号での着信や発信が可能です。ただし、これは日本のキャリアが海外ローミングでVoLTEに対応しているか、そしてその地域の提携キャリアが日本のキャリアのVoLTEサービスをサポートしているかにかかっています。
例えば、ドコモ、au、ソフトバンクといった日本の大手キャリアは海外ローミングでVoLTEを提供していますが、利用できる国やキャリアは限られています。旅行前に、自分のキャリアのウェブサイトで確認することをおすすめします。対応していない場合、日本の電話番号にかかってきた電話は受けられず、LINEアプリの通話機能だけが頼りになります。
VoWiFiの活用とその限界
VoWiFiは、Wi-Fiネットワークを使って音声通話をする技術です。海外のWi-Fi環境下でも日本の電話番号で通話できるので、とても便利な機能です。eSIMでデータ通信ができない場合でも、ホテルのWi-Fiなどを使って日本の家族や友人から日本の電話番号に電話をかけてもらうことが可能です。
しかし、VoWiFiにもいくつか注意点があります。まず、日本のキャリア側でVoWiFiサービスを契約している必要があります。次に、海外の一部のWi-Fiネットワークでは、VoWiFiに必要な特定のポートがブロックされている場合があります。特に会社のVPN経由や、セキュリティが厳しい公共Wi-Fiでは、VoWiFiが使えないケースもよく見られます。このような場合、通常の電話着信はできませんが、LINEアプリ内の通話は、Wi-Fiでデータ通信さえできていれば利用可能です。
まとめると、LINEのアプリ内通話はVoLTEやVoWiFiとは別の、データ通信を使ったサービスなので、eSIMでネットに繋がっていれば問題なく使えます。でも、日本の電話番号にかかってくる電話を海外でも受けたいなら、VoLTE/VoWiFiの設定と対応状況を事前に確認しておくことがとても重要です。
eSIM利用時のLINE, よくある問題とトラブルシューティング
eSIMは本当に便利ですが、海外で使っていると予期せぬ問題にぶつかることもあります。特にLINE関連でよくある問題と、その解決策を見ていきましょう。
「圏外」表示またはデータ通信ができない
eSIMをインストールしたのに「圏外」と出たり、ネットに繋がらない場合は、次の点を確認してください。
- eSIMプロファイルが有効か: 「設定」→「モバイル通信」で、CellesimのeSIMプロファイルが「オン」になっているか確認します。
- モバイルデータ通信の優先順位: 「モバイルデータ通信」の項目で、eSIMが選ばれているか確認します。
- データローミング設定: eSIMのデータローミングはオンに、日本の物理SIMのデータローミングはオフになっているか確認します。
- APN設定: Cellesimから提供されたAPN情報(ユーザー名、パスワードも含む)が正しく入力されているか、もう一度確認してください。大文字小文字やスペースの有無に気をつけましょう。
- ネットワーク選択: 自動ネットワーク選択でうまくいかない場合、「手動」で現地の提携キャリア(例: ベトナムのViettel、タイのAISなど)を選んでみてください。
- スマホの再起動: 簡単なことですが、多くの場合、再起動でネットワーク設定がリフレッシュされて問題が解決することがあります。
これらの手順を試しても改善しない場合は、Cellesimのサポートデスクに問い合わせるか、現地のWi-Fiを使ってLINEのヘルプページを見てみましょう。
LINEの通知が届かない
データ通信はできるのに、LINEのメッセージ通知が遅れたり、届かなかったりすることがあります。これは主に以下の原因が考えられます。
- 省電力モード: スマホの省電力モードやバッテリー最適化機能が、LINEアプリのバックグラウンドでの動きを制限している可能性があります。設定からLINEアプリのバッテリー最適化をオフにしてみてください。
- バックグラウンド更新: LINEアプリのバックグラウンド更新がオフになっていると、アプリを起動していない時にメッセージを受け取りにくくなります。「設定」→「一般」→「Appのバックグラウンド更新」でLINEがオンになっているか確認します。
- ネットワークの安定性: 繋がっているネットワークの品質が不安定だと、通知が遅れることがあります。特に、混雑した公共Wi-Fiや、電波の弱い場所で起こりやすいです。

LINE無料通話の音声品質が悪い・途切れる
LINEの無料通話はデータ通信を使うので、通信速度が不安定だと品質が落ちてしまいます。
- ネットワーク速度の確認: Speedtestアプリなどで、今のダウンロード・アップロード速度を確認してみましょう。音声通話には最低128kbps、ビデオ通話には500kbps以上が安定して必要です。
- 混雑を避ける: 観光地のピーク時間帯や、大きなイベント会場など、多くの人が同時にネットワークを使っている場所では、回線が混み合って速度が落ちやすいです。もし可能なら、時間帯をずらすか、場所を変えてみてください。
- Wi-Fiとモバイルデータの切り替え: もし使えるWi-Fiがあれば、そちらに切り替えてみて品質が改善するか試します。逆に、Wi-Fiが不安定ならモバイルデータ通信に切り替えるのも有効です。
eSIM利用時のLINEセキュリティ, 知っておくべきこと
海外旅行中にeSIMを使ってLINEを使う際、便利なだけでなく、セキュリティ面にも気を配ることが大切です。特に公共のWi-Fiを使う時は注意が必要ですよ。
公衆Wi-Fi利用時の注意点
空港、ホテル、カフェなどで無料で使えるWi-Fiはとても便利ですが、セキュリティ上のリスクもあります。これらの多くは「オープンネットワーク」で、通信が暗号化されていないことがあるからです。
- VPNの利用: 公共Wi-Fiを使う際は、VPN(Virtual Private Network)の利用を強くおすすめします。VPNを挟むことで、通信が暗号化され、第三者に盗聴されたりデータが改ざんされたりするリスクを減らせます。例えば、中国旅行2026年版: Cellesim eSIMでVPN要らず!快適ネット接続ガイドでは、中国でのVPN利用がどれほど重要か詳しく解説されていますが、これは他の国でもセキュリティ対策として有効です。
- 不審なWi-Fiへの接続回避: どこが提供しているか分からないWi-Fiや、パスワードなしで簡単に繋がるWi-Fiには注意が必要です。悪い人が仕掛けた「なりすましWi-Fi」である可能性もゼロではありません。
二段階認証の徹底
LINEアカウントのセキュリティを強化するためには、二段階認証の設定が必須です。これを設定しておけば、たとえパスワードが漏れても、電話番号認証など別の認証ステップがないとログインできないため、不正アクセスを防げます。海外で日本の電話番号が使えない状況でも、二段階認証の設定自体は日本にいる間に済ませておくべきです。
デバイスのロックと紛失対策
スマートフォン自体のセキュリティも非常に重要です。海外では、予期せずスマホをなくしたり盗まれたりするリスクが高まります。
- 画面ロックの設定: パスコード、指紋認証、顔認証など、必ず画面ロックを設定しておきましょう。
- デバイスを探す機能: iPhoneの「探す」やAndroidの「デバイスを探す」機能を有効にしておくと、スマホをなくした時に位置を特定したり、遠隔でロックをかけたりデータを消去したりできます。

国別, eSIMとLINE利用時の注意点
eSIMとLINEの組み合わせは多くの国でスムーズに動きますが、特定の国や地域では特別な注意が必要です。旅行先の情報に合わせて準備を進めましょう。
中国でのLINE利用
中国では、「グレートファイアウォール」と呼ばれる厳しいインターネット検閲システムがあるため、LINEを含む多くの海外製SNSやメッセージアプリは普通の方法では使えません。これはeSIMを使っても変わりません。
- VPNの利用が必須: 中国でLINEを使うには、VPNサービスがほぼ必須です。eSIMでデータ通信を確保した後、VPNアプリを起動して海外のサーバーに接続することで、グレートファイアウォールを迂回してLINEにアクセスできるようになります。ただし、中国政府はVPNの利用を規制しており、使えるVPNサービスも限られているので、事前に中国で動作確認済みのVPNサービスを選んでおくことが重要です。Cellesimの特定のeSIMプランには、VPNなしで中国国内から海外サービスへアクセスできるものもあります(中国旅行2026年版: Cellesim eSIMでVPN要らず!快適ネット接続ガイド)。
- 通信速度の不安定さ: VPNを使うと、どうしても通信速度が落ちたり、接続が不安定になったりすることがあります。特にLINEのビデオ通話など、データ量を多く使う機能では、通信品質に影響が出る可能性があります。
中東・アフリカの一部地域
中東やアフリカの一部地域では、政府の規制によってVoIPサービス(LINEの無料通話機能も含む)が制限されている国があります。データ通信自体は可能でも、LINEの音声・ビデオ通話機能が使えなかったり、品質が極端に悪かったりするケースが報告されています。
- 事前情報収集: 旅行先の国の通信規制について、大使館や外務省のウェブサイト、または現地の旅行フォーラムなどで最新情報を集めることが重要です。
- 代替手段の検討: もしLINE通話が使えない場合でも、テキストメッセージは使えることが多いです。また、緊急時の連絡手段として、現地の電話番号での通話(現地SIMカードやデータ通信なしの物理SIMでのローミング通話)も考えておくべきでしょう。
APN設定が必要な特定のAndroid端末
多くのeSIMはAPN設定が自動でされますが、Samsung Galaxyシリーズの一部や、古いXiaomi端末など、特定のAndroidスマホでは、eSIMインストール後にAPNを手動で設定しないとデータ通信が始まらないことがあります。これは、eSIMプロファイルが提供するAPN情報が、スマホのデフォルト設定と完全に一致しない場合に起こります。
- APN情報の確認: CellesimのeSIMを購入した際に提供されるAPN情報を控えておき、データ通信ができない場合は、手動で入力してみてください。
- 設定手順の確認: 各スマホメーカーのサイトやユーザーコミュニティで、eSIM利用時のAPN設定手順を確認すると良いでしょう。
これらの注意点をしっかり頭に入れて、旅行先の情報を把握し、適切な準備をしておけば、海外でもLINEを快適かつ安全に使えるはずです。

よくある質問
eSIMを使ってもLINEの電話番号は日本のままですか?
はい、eSIMはデータ通信を提供するもので、LINEアカウントに登録されている電話番号は変わりません。eSIMを入れても、日本の物理SIMカードをスマホに入れたままにしておけば、日本の電話番号は引き続き「生きて」います。だから、日本の電話番号を使った二段階認証や、日本の友達からのSMSも受け取れますよ。
海外でeSIMを使っている間、日本のLINEアカウントにログインし直す必要がありますか?
いいえ、普通はログインし直す必要はありません。LINEアカウントは最初に電話番号で認証されますが、その後の通信はデータネットワークを使って行われます。eSIMでデータ通信ができるようになれば、今使っているLINEアカウントはそのまま使え、メッセージの送受信や通話も可能です。
eSIMでデータ通信中にLINEの無料通話は使えますか?
はい、eSIMでデータ通信が安定していれば、LINEの無料音声通話やビデオ通話は問題なく使えます。これらの通話はVoIP(Voice over Internet Protocol)という技術に基づいているので、安定したインターネット接続があれば機能します。ただし、通信速度が遅い場所や混雑している時は、品質が落ちることがあります。
eSIMと日本の物理SIMを併用する場合、LINEのデータ通信はどちらから行われますか?
スマホの設定で「モバイルデータ通信」の優先順位をeSIMにしていれば、LINEを含む全てのデータ通信はeSIM経由で行われます。日本の物理SIMは、音声通話やSMSを受け取るためだけに有効にしておくのが一般的です。設定を間違えると、日本のSIMで高額なローミング料金がかかる可能性があるので、注意してくださいね。
海外でeSIMを使ってLINEが急に使えなくなった場合、どうすれば良いですか?
まず、スマホの「モバイル通信」設定でeSIMが有効になっているか、データローミングがオンになっているかを確認してください。次に、APN設定が正しいかもう一度確認し、必要なら手動で入力します。それでも直らない場合は、スマホを再起動するか、現地のWi-Fiに繋いでCellesimのサポートに問い合わせることをおすすめします。
中国でeSIMを使ってLINEを利用する際の注意点はありますか?
中国では「グレートファイアウォール」という政府の規制により、LINEを含む多くの海外SNSがブロックされています。eSIMでデータ通信を確保した後も、LINEを使うにはVPN(Virtual Private Network)サービスがほぼ必須です。中国で確実に使えるVPNを事前に準備して利用することをおすすめします。




